自伐型林業への道
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「相変わらず制作中途中です」m(_ _)m

トピックス

・2018/9/20:島根・山守ネットワークのブログに下記の記事を書きましたが、自伐にも関係あるので紹介します。
  樹上伐採(特伐)の様な本格的な作業ではなく、掛かり木なりそうなので邪魔な枝だけ処理したいとか、自伐的な仕事の中で広葉樹伐採があるけれど、放置してあって大きくなっているので、そのまま倒すと他の木と絡んでしまい収取がつかなくなるなどのケースに付随する作業が色々あると思います。

 その様なケースの場合には、例えば一本ハシゴで枝まで登って行き、あとは枝伝いに登って邪魔な枝の処理をするだけで飛躍的に伐木の安全性が高まります。今回の下記の講習では、そういった作業を行う場合に、Wランヤードと言う2本のランヤードを使って樹上でのポジションを確保する方法と、安全なアンカーの採り方を行う予定です。低木の広葉樹だけでなく、針葉樹の枝打ちなどでもWランヤードの手法は安全性を高めますので、これからの自伐型の林業をやる人の基本的素養として覚えておいても良いかも知れませんね。
「第7回 ODSK島根講習:ツリーワークに於けるポジショニングとクライミング講習・リギング体験会のお知らせ」

・2018/9/17:ブログの方に、「マダニ対策総括---自分でできるマダニ感染症SFTSウィルス対策事前処置」、というタイトルで、マダニに食い付かれてしまった後に、速攻自分でやっておくべきSFTSウィルス対策の処置方法を提案しました。

・2018/9:お知らせのページに情報追加しました。自伐型、木の駅、薪材採集の方々に役に立つと思われる高強度のロープシステムについての様々な情報です。

 自分的には、繊維ロープを活用した方が、ワイヤーロープよりも楽なことが多いので、こういったシステムを使っています。 また、破断した時にはロープの方がまだ安全でしょう(勿論比較論です)。

 そして、一番違うのは、片付けですね。長く重たく、そしてキンクがついたワイヤーを片付けるのは時間と手間と力が必要ですが、汚れたロープでも右画像(14mm100m)の様に現場でそのままスルスルとバッグにしまうだけ。ロープが汚れていなければ肩越しに、またはウェストにカラビナを付けてそこに通してバッグへ送るだけ。超楽です。

 あと片付けでだけでなく、軽架線として張る際にはロープバッグを背負って両手はフリーで、そのまま目標の先柱に向かって一直線にラインをとって歩いていけば良いだけ。設置も楽でしょう?

 そして、ここにアップした10mmロープの3倍力システムは、ハンドウィンチのプラロックがあれば、チルホールは要らなくなります。

 ましてや、掛かり木が発生してから、手の届く範囲で牽引点を設置してチルホールで引いても重たいばかりで労力の割には報われません。

 その場合には、スローイングノットなどのロープを投げる技や、スローラインを投げての樹上の先の方に牽引点を作れば、人力+3倍力システムでも効果が高いものです。ハシゴも要らないですしね。なので機動的かつ荷物も少なくて済みます。

  当協議会が行うこういったロープワークによる掛かり木処理の講習では、様々な手法をお伝えしていますが、場合によっては5mとか8mの伸縮竿も使い、ありと凡ゆる掛かり木処理の方法が体験できます。

 右の伸縮竿は伸ばすと8m。先端に特殊なアタッチメントをつくり、枝が多い檜でも幹にぐるっとスローラインを回して一発で掛けられる様にしたもの。どうしても外れなければPCウィンチで引っ張って仕舞えばそれだけです。いざとなれば、こんな大きなパチンコもありますしね。

 その様な作業の根幹は、如何に樹上高くにロープを回すことができるかどうか。また、ロープが強く伸び率が少なければ、その先にチルホールのワイヤーを接続して使っても、低いところに牽引点を作るよりも効果的でレバーを漕ぐ力も少なくて済みます。
 事業体に属さない我々一般人は、如何に楽に安全に作業を行うかが第一義だと思うのですが如何でしょうか。

 道具がなければ現地調達でもなんとかしますが、道具があれば楽に処理できるのも現実。それにはコンパクトで信頼でき、そして実効的な道具が良いですね。少しの道具で、元玉伐りの様な危険作業をしなくて済むのならば、長い目で見てお得だと思うのですが如何でしょうか。 

・以降のトピックスなどは、ブログ「島根・山守ネットワーク」をご参照ください。

 また、近いうちに、掛かり木処理、搬出集材の道具類のページを充実させます。

・2016/6:お知らせページ追加(7/8藤森隆郎先生講演会in松江、搬出用PCウィンチセットデータなど)
・初心者用チェンソー、女性用チェンソー(予定)
・2015/8/12:地域資源を地域で循環出来る「事業用薪ボイラー」視察会(予定)
・2015/7/27〜28:島根県林研「女性のためのチェンソー講習」
・2015/7/21:兵庫県丹波市 斜面崩壊地被害木処理クリニック
・2015/7/12:「益田市」チェンソー講習 in 匹見
・2015/7/7〜8:「熊本県」林業研究グループ総会&リーダー研修
・2015/7/4:吉賀町チェンソー研修
・2015/6/26〜27:「島根県」林業研究グループ総会&リーダー研修
・2015/6/25:柿木村「ツリーワーク入門」体験会
・2015/6/7:吉賀町「災害に強い森林づくり講演会」と現地アドバイス会レポート(作成中)
・2015/5/25:告知---6月7日島根県鹿足郡吉賀町に於いて「災害に強い森林づくり」 現地調査会&講演会を同日開催!
・2015/5/5〜:架線設置体験 in 柿木村(5/25:搬出、追記)
・お伝えしたい事は沢山有りますが業務飽和状態にてご無礼をしております。縄文の森協議会へのリンク先を変更しました。
・2014/8/8〜9:中嶋健造氏、家中先生、高津川流域森部会出席、広葉樹山視察
・2014/7/12〜13:「災害に強い森林づくり講演会、現地アドバイス会」開催

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自伐型林業について

 土佐より高まり、いま全国に広がりつつある自伐型林業は様々な可能性を持っている様に思えます。携わる人によって捉え方は異なると考えられますが、当サイトでは、地域自治、自立的エコ生活、そして移住者対策などへの資源活用の切り口として、また豪雨災害に対する防災に直結する保全活動を展開するための大きな動力となるものとして捉えています。
 そして、自伐型林業の美点である「副業でも可」、「一人でも気の合った人同士でのチームでも可」、「雇われでは無いのでノルマがない(危険度が下がる)」、「仲間が居れば素人からでも参入可」、「少ない投資でステップアップ」、「知恵と工夫が結果に出る」、「山を愉しむ余裕がある」、「山をデザインできる」などの、自分で書いていてもワクワクするような魅力を持っています。
 そしてよい道具が揃い、自分たちの技術が上がれば、林地残材や間伐材を自分で持ち出すだけでなく、用材として高く引き取られるA材B材も大型トラックに取りに来てもらい出荷できるようにもなります。
 これらを実現するためには、仕組みづくりから地域の意識醸成、構造改革や木の文化の復興など幾つもの大きなテーマがあります。
 これらの乗り越えるべきテーマを共有し、地域の山守となる自伐型の林業、もしくは山仕事に取り組む人が少しでも増えるように当Webサイトをリニューアルしました。ささやかな経験しかございませんが、逆にまったく経験がない方々にとっては理解しやすい内容を発信できるかと存じます。生業としての林業だけでなく、地域を守っていくことにつながる自然の恵みを頂きながら暮らしのための山仕事の復興も必要と考えています。

 自伐型林業推進の勇であるNPO土佐の森救援隊中島健造氏がいうところの委託型林業の形態とは違う、個人、もしくは仲間で行う自営型の自伐型林業への 取り組みは、日本の昔から里山に住んでいた人たちが行っていた山仕事をさらに新しい道具を使って進化させて地域の事業としても定着が可能と理解しています。
 それは、『使いやすい小型の機械が廉価になり、経験のない個人でも搬出を可能になった』からです。 個人でもチームでもそれぞれに使いやすく効率のよい機器が様々にあります。原資の程度によって参入の仕方もさまざまです。適切な指導をうければ、高齢のご婦人でも、ハン ディな機材で重たい木材を軽々と林の中から曳き出してきます。

 もちろんのこと、単に生業として山の資源をお金に換えていくということだけでなく、地球に負荷の少ない自給自立的なエコ生活を営むために一番難しいのが、この山の恵みである重たい木材を安全に搬出してきて自分たちで利用することではないでしょうか?

 生業としての林業ではなく山村で自給自立的にエコな暮らしをする上での山仕事。 家を建てるとまでは言わないけれども、家の補修のための用材を自給することや、小屋を造るための柱や板材を自給できたら如何でしょうか。畑や土手で使う杭を自分で作るこ と、山路の補修にも使いますね。もちろん薪づくりも大事です。その為には、山の木を切って出してくること、間伐して林を適正に保つなどの山仕事が必要で す。
 山が整備されて見通しが良くなればイノシシなどの獣害対策にもなりますし、山菜キノコなども出やすくなります。そして枯れ葉や腐葉土を集めやすくなりますし、山から出た栄養豊かな水が田畑を潤します。 林と農は地球とともに生きる優しい生活には不可分の関係です。その為には木を切って搬出する技術と道具がなければなりません。それが昔と違い、道具が良くなっている為に適切な指導を受ければ一般の人たちにも可能になっているのが現在です。

 この木材活用の技術と知恵は、木の文化の歴史をもつ日本の里山暮らしには欠かせない素養でもあります。燃料としての木質バイオマス資源の自給、そして農的生活に必要な資材の自給、また古い家の再生に必要な用材の自給が自らの手で成し遂げられたらどんなに素敵なことでしょう。

 また、強く言いたいのは、木造住宅の身体への優しさの事です(薬漬けにした外材や接着剤多用した住宅は除外)。自分が以前長年住んで居た軽量鉄骨の住宅は骨材の消磁が行なわれておらず、コンパスを壁や床に近づけるとクルクルと回る始末でした。それと共に電磁波の問題。二階にあるインターホンの応答用の周りで測定器を近づけるともの凄く発信している事が分かります。当時の仕事柄、電子機器がもの凄く多かったものですから、アンダーソン局在という電磁波と鉄骨や金属家具などとの乱反射も有ったかも知れません。
 そして、面白い?のが階段から廊下及び全室フローリングは樹脂塗装されたものなので、静電気測定器を持ってスリッパで歩くと測定器の数値が歩みの度に跳ね上がるのを見ました。

 此の様な家に住み始めてから抵抗力が落ちて何かあれば直ぐに調子が悪くなる様になったのです。自分の場合、自営業者でネットで仕事が出来ましたから住宅が事務所のために長時間居る為に顕著に表れました。
 何故、此の家が原因と断言出来るか。それは我々夫婦の実家は大分枯れた木造住宅なのですが、そちらに泊ると身体が弛み朝の寝覚めも非常に良いのです。また、旅行先で木造の建物に泊る際にも同様です。家が原因の不調は、違った環境に身を置いてみれば分かるでしょう。
 島根に移住して山奥の木造住宅に住むと、さらに持病だった鼻の奥にポリープ状のものが出来て鼻が詰まって息が出来ない鼻茸という不調も解消。最近、お酒の飲み過ぎでちょっと戻ってしまいましたが、それでも関東に居たときとは比較出来ないほど快調です。

 また、改めて数値的なところも含めて情報発信したいと思いますが、大工さんが作った本当の木造住宅の価値がどれほどのモノかを知って頂きたいと思います。身体の抵抗力が落ちて免疫力が無くなってしまっては、病気に打ち勝つ本来のホメオスタシスの機構が働きませんから、無駄な医療費の投入と解決策が見えない対処療法の繰り返しに陥ってしまいます。
 木造住宅を大事にする文化の復興と、山の木の出口の拡大についても考えて行かないとならないでしょう。自分的には、自伐に対する取組みの裾野が広がる事は、失われてしまいつつ日本の木の文化の再認識と、そして自然とともに、地球の上で生かして貰っていることの自覚を持つ為にも一つの切り口になると考えて居ます。

 自立型、地域資源循環型の自伐林業のスタイルが広まっていけば、無用な山の崩壊を招いたり、大事な地域資源を低価格で手放してしまうような事態を守ることにつながります。一山いくらで安く手放し、用材になるいい木まで燃やしてしまってはご先祖さまに申し訳ないと考えている人は沢山居ます。その上、山の木を全部切って放置しておけば、豪雨の際の出水で地域や下流域の被害拡大の要因になる可能性を持ってしまうことになります。
 そして、いま西日本で増えている農的生活を望む若い世代の移住者たちには、山のことに携わりたいと考えている人たちが少なからず居ます。農業だけでは暮らせない、その人たちの生活基盤を支える仕組みづくりが出来れば、山を整備したいと願っている地域の人たちと協力体制が作れます。こういった連携を構築できれば、地域の安全安心生活を整えていきながら行える定住化対策にもなります。

  まずは安全第一。自己責任のもとに作業を行う自営的山仕事は、他人との比較や競争ではなく自分自身と向き合うこと、そして自分の道具を調整したり工夫したりして、自分自身 のスタイルを創っていくことも大事です。こういった、安全管理の話も織り込みながら、当Webサイトを構成していく予定です。


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